新入り

「糸」がうちへ来て、早2ヶ月になろうとしておりますが...
未だに家族ですら触ることが困難な状況が続いております。
かといってびくびくしているわけでは無く、
付かず離れずの場所から私たちを観察したり、
猫にちょっかい出したり、
せんと取っ組みあいで遊んだり
少しずつですが距離が縮まってきていると信じたい

以前、人が苦手と言うお話をさせていただきました。
人とすれ違うと脱糞をしてしまうんです。
人とのすれ違いが多い日は
出ないものも無理矢理だそうとするので、水しか出ない状態になったり。
散歩に連れ出すのが憂鬱になるくらいでした

そして、苦手なのは人だけでは無く車

も苦手で、
最近はようやく普通車は何とかなるようになってきましたが、
大型のトラック・バスそして大きな音のするバイクも苦手です。
ウンチは出るわ、すっ飛んで逃げようとしてウンチを踏むわで大騒ぎです。
そんな糸との散歩を2ヶ月こつこつと続けてきて、
本日初めて散歩中に排便1回という記念すべき日になりました


散歩が嫌いにならないように、糸のペースで。
これが一番重要です

とはいっても逃げ出すように走り出す時は止まり、
リードの張りがとれるまでただひたすら待つ。(注釈1)
苦手なものからは離れる・隠れる。(注釈2)
トラックが来た時はトラックから一番離れた歩道の端まで行って座って待つ事を伝えました。

角度が悪くてあまり良い写真ではありませんが、
こんな感じでトラックを見送っています。
人が来た時は、私を挟んで反対側へ。
こんなルールを守りながら、
ひたすら、毎日繰り返しやっと排便回数1回の輝かしい記録


を作りました\(^O^)/
糸のここでの生活はまだ始まったばかり。
座らずに、トラックを見送るようになれると良いなぁ。

注釈1 リードの張りは犬にとって精神的にバランスが崩れている事を示します。
嬉しすぎたり、怖過ぎたりなど
精神的にバランスが崩れている=体のバランスが崩れている時は
学習能力は低下しています。
慣らす時は出来ればリードがない方が良いともされていますが、
散歩中はリード装着は法律で義務づけられているので、
リードを張らない・かといって犬の言いなりの散歩にしないが重要です。
また、犬同士のお付き合いが苦手なわんちゃんは
リードで引っ張ることにより作り上げていることが多いとも言われています。
注釈2 苦手なものを極端に作らない早道は、逃げても良いことを教えること。
避ける・よけることができれば、攻撃行動が出にくくなります。
苦手が判れば、それを順序立てて慣らすことも出来ます。
苦手を知り、認めてあげることが最初に出来る苦手克服です。
逃げたり・よけたりして落ち着く距離、それがその子の苦手との距離です。
そこから、力(ちから)以外の方法で苦手との距離を縮める方法を考えます。
posted by えびなペットクリニック at 16:56|
Comment(0)
|
日記